現在小学3年生の娘がいますが、1年生の時に保健室登校をしていました。
ちょうどその頃、母が里帰り出産で1ヶ月自宅を留守にし、父と父方のおばあちゃんとの3人暮らしをしてもらっていました。
とはいえ、父は仕事が忙しく、娘が起きる前に会社に行き、娘が寝てから帰る生活。父と顔を合わせられるのは土日だけで、
事実上はおばあちゃんと二人暮らしでした。母方のおばあちゃんには懐いている娘ですが、父方のおばあちゃんとは少し緊張する様子の娘。
しかし、幼稚園ならまだしも、小学校を1ヶ月休ませるわけにはいかず苦渋の決断でした。娘も当初は「がんばれる、待ってる!」との頼もしい答えだったので、甘えてしまってのが間違いでした。
2週間を過ぎた頃から、娘の教室での様子が少しずつおかしくなってきたようです。
休み時間も友達と校庭で遊ぶのが好きだったのに、教室で絵を描いたり折り紙をする時間が増えたとか。3週目に入ったころ給食の時間に泣き出すということが3回もあったそうです。
担任の先生が保健室に連れて行ってくれ、保健の先生とゆっくり給食を食べてから、5時間目をお休みしてお話したのだそうです。
お母さんがいなくてさみしいこと、お父さんが起きてるうちに帰ってきてくれないこと、赤ちゃんが生まれるから仕方ないとわかっているけど、お母さんのごはんじゃないと悲しくなってしまうと言ったそうです。
それから2日ほど学校を休み、1週間保健室登校をしました。
保健室では、教室の時間割通りのプリントをしたり、テストをしたり、図画工作もやり、合間合間に保健の先生と折り紙をしたり絵を描いたりしながらゆったりと過ごせたそうです。
教室の大勢の中ではなく、保健の先生が一対一で向き合ってくださったのが良かったのか、
午前中だけ教室に顔を出し、給食は保健室で食べて、午後はそのまま保健室で自習する、などの変則的な登校を続けるうちに、母が自宅に戻ってきました。
それまでの話を聞いて、下の子のお世話は最低限に、娘のケアに重点を置き、べったりと肌身離さず生活しました。
1ヶ月ほどそのようにして過ごす中で娘に笑顔が戻っていき、今日から教室に行く、とも言わずに自然と教室登校に戻っていきました。
あれから2年が経ちますが、今では全く普通に過ごせています。お友達とも楽しく遊んでいて、ごく普通の小学生に戻りました。
しかし、また同じようなことが起きた場合には、担任の先生やスクールカウンセラーの先生方と密に連携しながら、最大限に適切なケアと温かい家庭生活をしていきたいと思います。