現在中学1年生(13)の息子が、小学校に入学したての1年生(6)の頃のお話です。
アレルギー体質で食が細く、また、喘息もちの息子は体も弱く、集会などがあると倒れそうになることから、
そんな時は倒れる前にしゃがみこむよう医師からアドバイスを受けるような子どもでした。
就学前にはアレルギーの関係で週に3回病院に通っていた息子は、学校生活に体力がついていかず、自然と保健室に通う回数が増えていきました。
学校と連携が取れていない頃は、保健室に行くことになる度に担任から連絡が入り、
「調子が悪そうなので迎えに来てください」「ちゃんとご飯を食べさせていますか」と言われ、母としても学校に対し憤りを覚えていました。
しかし、子どもの体質や病歴をきちんとお話してからは、担任も親が子どもをないがしろにしていたわけではないと理解を示してくれるようになり、
保健室で様子をみてもらう事を許してくれるようになりました。
小中一貫校だったので、保健室には年配のベテランの養護教諭と、若い養護教諭がいて必要以上のケアをする訳でも、放置する訳でもなく、つかず離れずの位置に先生が存在してくれる中で、息子は本を読んで過ごしていたようです。
みんなが元気に走り回るなか、自信がなくなっていた息子ですが、学校の中に安心できる土台のできたことで、担任の配慮もあり少しずつ教室にもなじんでいきました。
定年間近の女性の養護教諭だったので、愛情深く配慮も十分だったと感じます。
おかげで、3年生になるころには明るく、まわりにはいつも誰かしらのお友達がいる小学校生活を送れるようになっていきました。